AR-3000R

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AR-3000R

AR-3000R-FXY

AR-3000Rは、業務用ＣＦオーディオレコーダーです。
ＣＦカードのスロットを２個装備しています。

このレコーダーは、大変特殊なレコーダーでオーディオ関係やスタジオレコーディング関係者には。恐らく無縁のＣＦオーディオレコーダーです。

AR-3000Rは、オーディオレコーダーという名がついていますが、音楽などをメインに録音したりするものではありません。

AR-3000Rは、ショピングモールなどで流れているＢＧＭやアナウンスなどを制御するのが目的のオーディオレコーダーです。

本体、あるいはパソコンのＬＡＮネットワークから、オーディオ信号や制御信号を送り、決められた時間に放送したり、センサーに反応してアナウンスしたりするのがメインのレコーダーです。
（その他、業務用途でたくさんの機能を備えています。）

AR-3000Rは、オーディオ信号を録音・再生できますが、基本的にローランド独自のRDAC方式（Roland Digital Audio Coding）が採用されています。

よって、AR-3000Rを使用して音楽ソースをRDAC方式で録音しても、基本的にAR-3000Rでしか再生できません。
AR-3000Rで録音したデータをそのままパソコンに取り込んでも、ローランド独自ソフト（AR シリーズ用メモリー・カード編集ソフトウエアARE-3000）を使用するしか再生できません。

ＷＡＶ（16bit)ファイルの録音／再生対応するようになったので、このモードの時に録音したデータのみ、普通のパソコンで再生できるようになりました。

Ver.2.0でＷＡＶデータを扱えるようになったので、AR-3000Rを普通のオーディオ・レコーダーとして使用することができるようになりました。

一応、ＬＩＮＥ　ＩＮ（ＲＣＡピンジャック）、ディジタル入力のコアキシャルタイプ（ＲＣＡピンジャック、S/PDIF, EIAJ CP-1201準拠）が備わっているので高音質のレコーダーとして使用できます。

しかし、AR-3000Rのオーディオ信号の独自のRDAC方式は、普段オーディオで使用することはなく他の特殊な機能が多く備わった機器なので、高音質オーディオメモリーレコーダーとして使用するには現実的に無理があると思います。

一応は、ＷＡＶも対応してディジタル入力もあるので、オーディオレコーダーとして使用できるぐらいで考えてもらえば良いと思います。
AR-3000Rは、大変高価な機器で、業務用の製品クオリティの良さがあります。　
何らかのかたちで極端に安く販売されていたなら購入対象にしても良いと思います。

AR-3000R-RXY