UR-2

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UR-2

UR-2-FXY

UR-2は、FOSTEXのＳＤカード/ＵＳＢメモリーに記録再生ができるステレオメモリーレコーダーです。

基本スペックは、

ＰＣＭ　44.1 / 48kHz 16bit
ＰＣＭ　44.1/48/88.2/96kHz 24 bit

の標準的な２チャンネルのステレオレコーダーです。
ハイレゾ録音は96kHz 24 bitまで対応しています。

このUR-2の特徴は、前面にＸＬＲのマイク入力があり、コンデンサーマイクにファンタム電源（+48V）を供給できるようになっています。

本体の電源は、郊外の使用を考慮してバッテリー電源に対応した４ピンのＸＬＲからの供給になっています。
普段は、付属のＡＣアダプターより４ピンのＸＬＲに供給して動作させるようになっています。

オプションで、MIDIもボードを予定しているのでMIDIも直接利用できるように設計されています。

ディジタル入出力は、ＸＬＲのAES/EBUフォーマット（IEC 60958-4）ですが、用途に応じて民生機器のS/P DIFフォーマット（IEC60958-3）のデジタル信号を出力できるようになっています。
どちらの規格でも互換性があるので、業務用用途で規格をあわさなければならない場合に使用するぐらいです。

いずれにしてもディジタル入出力のコネクタはＸＬＲのみなので、民生機に繋いで使用する場合はピンコードに変換するか、ディジタル・ハッチベイを経由して変換する必要があります。

UR-2は、ＵＳＢ端子からパソコンに繋げて、ファイル転送ができるようになっています。
但し、ＵＳＢはファイル転送のみなので、このレコーダーを使用したＡＤＤＡを利用したサウンドカードような用途では使用できません。

UR-2のＡＤ/ＤＡの音質は、低音が多く骨格がしっかりしたピラミッドサウンドで非常に安定した音です。
このようなしっかりとしたピラミッドサウンドは、FOSTEXの音響機器の特徴かもしれません。
個人的にはFOSTEXのしっかりとした音質は良いのですが、鮮やかさが少し欠けるよにに思います。
しかし、ディジタル入力を使用して録音する場合はほとんど関係ないことでが・・

UR-2は、２チャンネルのステレオレコーダーとして標準的な仕様で品質も悪くもないのですが他のレコーダーに比べ特徴が薄い感じがします。
あえていえば、ＵＳＢからパソコンへファイル転送ができることぐらいでしょうか？
レコーダー本体のマイク入力を直接使いたい方や外でバッテリー電源で使用したい人は、一度、検討しても良いのではと思います。
オプションのMIDIのボードの発売は、期待しない方が良さそうです。

FOSTEXのアナログの音は、低音に癖（個性）があり好き嫌いがありますが、外部の高性能なＡＤコンパータがらのディジタル入力でＣＤを作成するには十分に高性能なレコーダーだと思います。
（パソコンで製作するより遥かに良い音質でＣＤが製作できる。）

最終的に録音した音楽などの保存は、世界中に最も普及しているＣＤプレーヤーで再生できるＣＤ－Ｒメディアに保存することが良いと思います。

ディジタルの入出力はXLR(AES/EBU及びS/P DIFに対応)しかないので、同軸（Coaxial）のみで光（オプティカル）は変換する必要があります。
ＸＬＲディジタル入出力のみというのは、購入の重要ポイントになります。

UR-2-RXY