DN-500R
DENONのDN-500Rは、比較的低価格な製品の中でもディジタル・アナログ入出力が充実したメモリーレコーダーです。
上級機のDN-700Rとレコーダーの性能部分の差はなく上級機のDN-700Rは、DN-500Rのレコーダーにネットワーク機能とSD/USBがダブルスロットになった感じです。
DN-500Rの基本スペックは
WAV : 96/48/44.1 kHz 24/16 ビット(ステレオ/モノラル)
MP3 : 48/44.1 kHz 16 ビット 32/64/96/128/160 kbps(モノラル)
64/128/192/256/320 kbps(ステレオ)
の標準的な2チャンネルステレオSD/USBメモリーレコーダーです。
ハイビットサンプリングは、PCMは96 kHz 24 ビットまでのレコーダーですが、最終のメディアがCD(44.1kHz)であれば、それ以上のスペックは必要がないので十分な性能を持っています。
この辺のことは、『メモリーレコーダーにつて』のところで解説していますので、そちらの方を参考にしてください。
アナログ入出力は2系統ありXLRとRCAピンジャックを備えているので、プロからコンシューマーまで簡単にしようできるようになっています。
業務用機器にアナログRCAが備わっている機器は、コンシューマーだけでなくプロの現場でもRCAしかない機材と接続することは多くあるので重宝します。
DN-500Rは、価格から考えるとたいへん入出力端子が豊富です。
アナログXLRでRCAピンジャックの2系統備わっており、ディジタル入出力は、XLR(AES/EBU)とRCAピンジャックの同軸(Coaxial)2系統備わっており、光(オプティカル)のみ付いていません。
お手持ちのオーディオ機器のディジタル入出力が光(オプティカル)しかない場合は、同軸(Coaxial)⇔光(オプティカル)の変換機を使用するか、べリンガーのSRC2496 Ultramatch Proなどを使用してディジタルパッチベイとして使用すれば良いと思います>
(このべリンガーの『SRC2496 Ultramatch Pro』は、低価格で大変便利な機器なので別途、ご紹介しております。)
アナログ出力の音質は、低音がソフトで暖かい全体にたいへんきれいな音です。
業務用のレコーダーですが、業務用の音のような硬質さ少ない音質ともいえます。
やわらかく美しい音は、DENON製品全般の音の特徴だと思います。
最近の流行の音質ですが、好みが分かれるところです。
トータルから考えるとDN-500R、この価格で入出力も多く価格的にも音質的にも大変コストパフォーマンスの良い製品でオススメです。
上級機のDN-700Rのネットワーク機能はありませんが、レコーダーだけをみると上級機の
DN-700Rと性能が全く同じなので、レコーダーだけを考えるとDN-500Rで十分だと思います。
DENONの音の傾向を知るには、『DENON Professional』のサイトから『DMP MARK EDITOR v.2.0.0 (Zip 30MB)』をダウンロードして、パソコンにインストールして適当なWAVファイルを聴いてみれば良いと思います。
DMP MARK EDITORは、シリアルナンバーもなくインストールできるようです。
(DMP MARK EDITORのソフトは、大変大きなサイズのファイルですがほぼ再生がメインのソフトです。)
ご購入は
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