DA-3000
TASCAMのDA-3000は、マスターレコーダーといわれる業務用メモリーオーディオレコーダーです。
マスターレコーダーとは、このレコーダーを頭にしてワードクロックとディジタル信号を同時に出力することで、他のオーディオ機器やミキサー等の機器の正確に同期させることができるレコーダーのことを言います。
(ワードクロックを出力する機器をマスターといい、その信号を受ける機器をスレーヴといいます。
プロの世界では、多数の機器を接続して使用することが多く機種ごとに信号を受けるタイミングがバラバラであると使い物にならないので、高額のプロ用レコーダーには必ず備えている端子です。
ワードクロックは信号を動機させるもので、単体で機器を使用する時には必要なく、
音質には全く関係ありません。
(オーディオ機器として使用する場合、ワードクロック端子の有無にこだわる必要はありません。)
DA-3000の基本スペックは、
PCM (BWF.WAV) 44.1/48/88.2/96/176.4/192kHz
16bit/24bit
DSD (DSDIFF,DSF) 2.8224/5.6448 MHz
1bit
現在オーディオレコーダーで考えられる最高のスペックとあらゆるサンプリングレートで
録音再生できる2チャンネルオーディオレコーダーです。
DA-3000は、音楽録音で現在最高といわれているPCM 192kHz、DSD 5.6MHzのハイサンプリングステレオのハイレゾで録音再生できることが特徴となっています。
アナログ・ディジタル(バランス・アンバランス)などあらゆるレコーディングに対応した入出力を備えたマスターレコーダーですが、オプティカル入出力のみ備えていません。
また。この価格でDSDレコーディングされたディジタルデータに送るSDIF-3のディジタル入出力が付いているのは驚かされます。
恐らくこの価格で、SDIF-3の入出力の付いたレコーダーは他にはないと思います。
しかし、SDIF-3入出力を利用するには、他の大変高価なプロの機材を使用しなければならなく一般の人が使用することは一生ないかもしれません。
プロの現場では、簡単にDSDレコーディングを試すことができるので重宝するのは間違いないと思います。
(DSDレコーディングを導入するかどうか?高価すぎる機材を導入する前に、ある程度判断要素として使えます。)
音楽製作のプロの現場で使用することを主に目的としたレコーダーですが、オーディオ
ファンのも魅力のあるレコーダーです。
(DA-3000仕様から判断して、もしかしたら主なターゲットはプロよりハイアマチュアやオーディオファンかもしれません。)
単体のADDAコンバーターとして使用できるよな仕様になっておます。
左右にADDAコンバータを1基づづ搭載したデュアルモノーラルサーキットになっているので、オーディオファンを意識したつくりになっています。
各部に高品位なコンデンサーなど使用していますが、高級民生用のオーディオほどではないので過大な期待は禁物です。
アナログ出力の音質は、TASCAM全般の機種にある高解像度でクッキリスッキリした音に
高級オーディオ的な要素の滑らかさや空間の厚みのようなものが加わった感じで、音全般のクオリティは大変高いと思います。
同じくDSDレコーディングできるkORGのMR-2000Sと比べると、DA-3000の方が低音がスッキリしているので低音のソフト感は、DA-3000の方が少ない感じですが、他のTASCAMのPCM録音に比べ低音はソフトな方だと思います。
このような低音の感じは、好き嫌いがでると思います。
欠点としてはDA-3000の液晶画面が小さく表示情報が少ないので、前面の液晶を切り替えないと現在の使用しているサンプリングレートやビット数が表示できないのが残念です。
それ以外は、価格と性能を両立した優れた製品だと思います。
内容を考慮すると、大変コストパフォーマンスが高い製品といえます。
DA-3000が1台あれば安価で、あらゆる高音質フォーマットのレコーディングが試すことができるので超オススメの一台になります。
DA-3000のマスタークロックについて
すべての録音モードで、WORD CLOCKは48kHzに固定されるようです。
他のWORD CLOCKを使用する人は注意した方が良さそうです>
この件は、ファームウェアのアップデートで改善されるかもしれません。
ご購入は
|
|
---|
姉妹サイト
関連ページ
- HS-4000
- 高音質で録音できるオーディオ・レコーダー(master-recorder)の紹介を致します。 オーディオ・レコーダー(master-recorder)の必要性及び製品の解説をします。 メモリーレコーダー、CDレコーダーの解説
- HS-2000
- 高音質で録音できるオーディオ・レコーダー(master-recorder)の紹介を致します。 オーディオ・レコーダー(master-recorder)の必要性及び製品の解説をします。 メモリーレコーダー、CDレコーダーの解説
- HS-8
- 高音質で録音できるオーディオ・レコーダー(master-recorder)の紹介を致します。 オーディオ・レコーダー(master-recorder)の必要性及び製品の解説をします。 メモリーレコーダー、CDレコーダーの解説
- HS-2
- 高音質で録音できるオーディオ・レコーダー(master-recorder)の紹介を致します。 オーディオ・レコーダー(master-recorder)の必要性及び製品の解説をします。 メモリーレコーダー、CDレコーダーの解説
- SS-R200
- 高音質で録音できるオーディオ・レコーダー(master-recorder)の紹介を致します。 オーディオ・レコーダー(master-recorder)の必要性及び製品の解説をします。 メモリーレコーダー、CDレコーダーの解説
- SS-R100
- 高音質で録音できるオーディオ・レコーダー(master-recorder)の紹介を致します。 オーディオ・レコーダー(master-recorder)の必要性及び製品の解説をします。 メモリーレコーダー、CDレコーダーの解説
- HD-P2
- 高音質で録音できるオーディオ・レコーダー(master-recorder)の紹介を致します。 オーディオ・レコーダー(master-recorder)の必要性及び製品の解説をします。 メモリーレコーダー、CDレコーダーの解説
- HS-P82
- 高音質で録音できるオーディオ・レコーダー(master-recorder)の紹介を致します。 オーディオ・レコーダー(master-recorder)の必要性及び製品の解説をします。 メモリーレコーダー、CDレコーダーの解説
- DR-680
- 高音質で録音できるオーディオ・レコーダー(master-recorder)の紹介を致します。 オーディオ・レコーダー(master-recorder)の必要性及び製品の解説をします。 メモリーレコーダー、CDレコーダーの解説
- DR-100MKII
- 高音質で録音できるオーディオ・レコーダー(master-recorder)の紹介を致します。 オーディオ・レコーダー(master-recorder)の必要性及び製品の解説をします。 メモリーレコーダー、CDレコーダーの解説
- X-48MKII
- 高音質で録音できるオーディオ・レコーダー(master-recorder)の紹介を致します。 オーディオ・レコーダー(master-recorder)の必要性及び製品の解説をします。 メモリーレコーダー、CDレコーダーの解説
- CC-222SLMKII
- 高音質で録音できるオーディオ・レコーダー(master-recorder)の紹介を致します。 オーディオ・レコーダー(master-recorder)の必要性及び製品の解説をします。 メモリーレコーダー、CDレコーダーの解説
- SS-CDR200
- 高音質で録音できるオーディオ・レコーダー(master-recorder)の紹介を致します。 オーディオ・レコーダー(master-recorder)の必要性及び製品の解説をします。 メモリーレコーダー、CDレコーダーの解説
- CD-RW900SL
- 高音質で録音できるオーディオ・レコーダー(master-recorder)の紹介を致します。 オーディオ・レコーダー(master-recorder)の必要性及び製品の解説をします。 メモリーレコーダー、CDレコーダーの解説
- CD-RW901SL
- 高音質で録音できるオーディオ・レコーダー(master-recorder)の紹介を致します。 オーディオ・レコーダー(master-recorder)の必要性及び製品の解説をします。 メモリーレコーダー、CDレコーダーの解説
- DR-60D
- 高音質で録音できるオーディオ・レコーダー(master-recorder)の紹介を致します。 オーディオ・レコーダー(master-recorder)の必要性及び製品の解説をします。 メモリーレコーダー、CDレコーダーの解説
- BB-1000CD
- 高音質で録音できるオーディオ・レコーダー(master-recorder)の紹介を致します。 オーディオ・レコーダー(master-recorder)の必要性及び製品の解説をします。 メモリーレコーダー、CDレコーダーの解説