HS-4000

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HS-4000

HS-4000-FXY

TASCAMのHS-4000は、放送業務に特化した耐久性・信頼性をもった放送業務仕様ＣＦカード４チャンネルステレオオーディオレコーダー/プレーヤーです。

放送業務仕様とは、放送中にミスは許されない業務での使用を考慮して製作されているのでこのオーディオレコーダーにおける信頼性は大変高いです。

録音は信頼性の高いＣＦカードのみとなっています。

普通のオーディオレコーダーに比べ、動作が安定してタッチセンサで操作する液晶画面も大変見やすく分かりやすい仕様になっています。

常に、今の状態が液晶から読み取れ、操作ミスを極力抑える仕様になっています。

基本スペックは

PCM(BWF) 　44.1 / 47.952 / 48 / 48.048 / 88.2 / 96 (16/24bit)
　　　　　　(47.952/48.048kHz:48kHz -0.1％プルダウン/＋0.1％プルアップ)

の４チャンネルオーディオレコーダーです。

２×２の４チャンネルの記録ができるレコーダーですが、ＰＣＭ記録のの上限は96kHz/24bitになっています。
放送業務にＰＣＭ192kHz/24bitを使用することはほとんどないので、全く問題がないスペックです
（TASCAMの同系統の製品　HS-2000、HS-2、HS-8は、ＰＣＭ　192kHz/24bitに対応しています。）

このHS-4000は、放送業務を重視されたオーディオ製品なので主に『ポン出し』という業務をしやすいように設計されています。
『ポン出し』とはあらかじめ録音したデータを、別途のスイッチなどで選んですばやく再生するための機能です。
これは、タイミングが最も大切な放送業務、ライヴコンサート、舞台などではなくてはならない機能です。

ＣＦカード専用のスロットが２つ装備してミラーリングを確保する機能を持つことで録音ミスを徹底的に防ぐ設計になっています。
（ミラーリング：ＣＦカードデータの複製をもうひとつＣＦカードにリアルタイムに保存すること）
失敗は許されない放送業務に使用することを考えられて設計されているので、信頼性・安定性はたいへん優れています。

最近、信頼性が少ない民生オーディオ機器が多いなか、信頼性のあるHS-4000は大変魅力的ですが、その分大変高価なレコーダーになります。

音に定評のある信頼性と高品位パーツで製作されているので、贅沢ですが普通のオーディオレコーダーとして十分使用できます。

アナログの音質は、色付けのないストレートなサウンドになっています。
高級民生用のオーディオが趣味の方には、音に色気がないので不満かもしれませんが、音楽記録再生する上でストレートな音は大変魅力に感じます。

その他、HS-4000はLANを使用してパソコンとつながるようになっているため、LANがつながればパソコンのＯＳの種類に関係なくパソコンに繋ぐことがでます。
（有名スタジオや一流の音楽製作の現場では、データ転送のほとんどをLANでおこなっています。信頼性の高いデータ転送方式かもしれません。）

TASCAMの製品には、HS-4000と同じく放送業務仕様のHS-2000がありますが、HS-2000は、
HS-2000の２チャンネル仕様で、それ以外は性能はほとんど同じです。

HS-4000は、放送業務に特化した製品で高価な業務用オーディオ製品ですが、普通のオーディオレコーダーとしても十分に使用することが出来ます。

HS-4000は大変贅沢なオーディオレコーダーですが、オーディオファンにとって所有することに喜びをもてる機器だと思います。

予算が許せば、是非持ちたいオーディオレコーダーでオススメのレコーダーになります。

このTASCAMのHS-4000は、受注生産になっているので納期がかかることがあります。

業務用機器を個人で購入する場合は、かなりの高価格（定価販売）を要求される可能性があるので業務用機器を扱っているお店に相談した方が良いかも知れません。
（業務用機器には、標準価格の他にプロ価格のようなものが存在します。個人で購入する場合は定価見積もりになり大変高価になる可能性があります）

HS-4000-RXY