DR-60D

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DR-60D

DR-60D-FXY

TASCAMのDR-60Dは、DSLR(デジタル一眼レフカメラ）の動画撮影に同時に高音質音声を録音するために設計されたSD/SDHメモリーレコーダーです。

DR-60Dは、DSLR(デジタル一眼レフカメラ）と同時使用で使いやすく設計されていますが
普通のレコーダーとして機能的なものはほとんど変わらないので、普通の単体メモリーレコーダーとして使用することも可能です。

基本スペックは、

ＰＣＭ（ＷＡＶ・ＢＷＦ）

　　　　　　　　　　44.1/48/96kHz、16/24bit

の４チャンネル（２チャンネ×２）ステレオメモリーレコーダーです。

ＤＳＤ録音や192kHz（16/24bit）の録音は対応しておらず、ＭＰ３も対応していません。

DR-60Dの基本概念は、DSLR(デジタル一眼レフカメラ）と使用が目的で、DSLRと同時使用する機能が特化した部分があり、DSLR(デジタル一眼レフカメラ）と同時に使いやすい仕様になっています。
（DR-60Dで録音したデータをミキシングして、カメラ側へ送れるようになっています。
CAMERA IN/OUT端子は、DR-60D独自の入出力）

アナログ入力は、バランス（ＸＬＲ/ＴＲＳ）を２個と3.5mm(1/8")ステレオミニジャックを装備して、この３端子を使用して４チャンネル仕様になります。

バランス（ＸＬＲ/ＴＲＳ）入力は、ファントム電源（48V/24V)のを上げれる仕様になっております。
（主にファントム電源を供給して使用するのがメインだと思います）

DSLR(デジタル一眼レフカメラ）と一緒に使用するのに、小型ステレオマイクなど使う特に3.5mm(1/8")ステレオミニジャックはたいへん便利かも知れません。
（一般人が撮影するのに音質は良くなるのは理解できますが、２モノラルマイクを使用して録音するのは結構大変なもので、ステレオマイクを使用したいものです。）

アナログ出力は、フォーン端子とＬＩＮＥ端子の２つで、3.5mm(1/8")ステレオミニジャックでです。、

ＬＩＮＥ出力が3.5mm(1/8")ステレオミニジャックなのは、普通のメモリーレコーダーとて使用する場合、アンプを通してのモニタリングするには変換ケーブルが少し必要なので不便かも知れません。

ディジタル入出力は、備えていません。
ディジタル入出力がないのでDR-60Dでアナログ録音した音質以上の音質に、アップグレードが出来ないので残念です。

その代わりかどうか知りませんが、アナログ入力のマイクプリアンプは、まずまず高音質のアンプが備わっています。

ＳＤカードに録音した音声データは、ＵＳＢを経由してパソコン等に送れる仕様にになっています。
また逆も可能です。

アナログ出力の音質は、フラットでクッキリとした音質で、余分な低音の膨らみがなく安心できる音質です。
デジタル一眼レフカメラの動画の音質としては、色づけが少なくちょうど良い音質かも知れません。
癖もなく遊びのない音質で、音質クオリティも大変良いですが、もう少し鮮やかさみたいものがほしい感じがします。

しかし、カメラの内臓マイクで録音するよりも遥かにリアルで高音質であることは間違いありません。

DR-60Dを総合的にみれば、やはりDSLR(デジタル一眼レフカメラ）と使用するのが一番よいと思います。
普通のメモリーレコーダーとしては、ディジタル入出力がないのと、アナログ出力が
3.5mm(1/8")ステレオミニジャックだけなのは使いにくい感じがします。

目的があえば、比較的コンパクトな仕様なのとカメラ三脚に乗せられその上にカメラが付けられるので大変便利なレコーダーといえます。

DR-60Dは、性能・音質は良いと思いますが、このサイトでの目的の高音質レコーダーとしてオススメは少し難しい感じです。

DR-60D-RXY