CD-RW900SL
TASCAMのCD-RW900SLは、CDライターとしての基本性能を重視したオーソドックスな単体CDレコーダーです。
基本スペックは、
録音は、PCM(CD−DA) 44.1 / 16bitのみ
再生は、PCM(CD−DA) 44.1 / 16bit とMP3 形式のファイルが記録されているCD−ROM/CD=R/CD−RWに対応
の標準的な2チャンネルのステレオCDレコーダーです。
ハイレゾ録音はは対応していません。
アナログ入出力 : RCAピンジャック 1系統
ディジタル入出力 : RCAピンジャック(COAXIAL)、オプティカル共に1系統
を備えているシンプルでオーソドックスなCDレコーダーです。
ディジタル入出力は、IEC-60958(コンシューマユース)に準拠のみですが、業務用機器からも接続できるようです。
最低限の機能のCDレコーダーですが、ディジタル入力を使えば高音質のCDを製作できます。
入力モニター機能が付いているので、モニタリングがしやすくなっています。
(古いCDレコーダーは、CD−Rをセットしなければモニターが出来なかったのでたいへん不便でした。)
アナログの音質は、全体にスッキリとした音でクオリティは高いですが、いかにも業務用らしい可もなく付加もない音です。
音質は、色づけがなく悪くはないですが、全体の鮮やかさに欠ける感じです。
低価格の業務用CDレコーダーなので、最高音質は望めませんが、普通聴くには十分なクオリティを持っています。
CD-RW900SLのアナログの音だけをみれば、あまり魅力的なCDレコーダーとはいえませんが、それは現在発売されているどのCDレコーダーも同じです。
しかし、このCDレコーダーのディジタル入力を利用して、高音質DATなどのディジタルアウトからディジタル信号を入力してCDを製作すると、大変高音質のCDが製作できます。
これは、現在発売されているどのCDレコーダーでも同じことでが、CD-RW900SLなどの単体CDレコーダーのディジタル入力をうまく利用すれば、最高のクオリティのCDが製作できるようになります。
これは、パソコンを駆使してCDを製作するより遥かに音質が良い方法です。
(パソコンでは、オリジナル音源より音像が小さくなったり、迫力がなくなったり苦労します。)
以上が、単体CDレコーダーの魅力で、CD-RW900SLは十分検討する価値はあると思います。
最終的に録音した音楽などの保存は、世界中に最も普及しているCDプレーヤーで再生できるCD−Rメディアに保存することが良いので、高音質でCDを製作できるレコーダーは一台揃えて置きたいものです
CD-RW900SLは、ディジタルの入出力が民生規格のIEC-60958-3ののみですが業務用規格IEC60958-4あるいは-1と接続しても問題ありません。
またCD-RW900SLの電源入れてからの動作に時間がかかるので、機敏な動作のいる現場での
使用はオススメできません。
このCDレコーダーには、ディスクを傷つけないエッジホールド・スロットインメカニズム採用しているのが売りになっていますが、あまり魅力を感じません。
水平にCDを入れるは難しく、取り出すときによくCDに傷をつけやすいので私はこのメカニズムが好きではありません。)
しかし、最高の音質のCDを製作するのにCDレコーダーは必要なので、CD-RW900SLはオススメです。
もし豊富な入出力が必要な場合は、価格的に上級機のCD-RW901SLを選ぶより
BEHRINGERの
CD-RW900SLを一緒に購入した方がお徳かもしれません。
(2種類のAD/DAが試すことができ、『SRC2496 Ultramatch Pro』は単品でもいろいろ大変役に立つ機器です。)
CDレコーダー録音するとダイレクトで素直サウンドになります。
その『ダイレクトで素直サウンド』と言っても、なかなか言葉では理解できないものです。
このCDレコーダーで録音したサンプルではありませんが、CDレコーダーで録音した音のサンプルがございまのでご参考にしてください。
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