オーディオ・レコーダー(master-recorder)

MADE IN JAPAN

MADE IN JAPAN

この人は、誰でしょう?
恐らく、現在のソニーのCEOや役員の人は知らないと思う。
知っていても存在を無視し、現ソニーに最も必要ない人物であるのではないでしょうか?

 

今のソニーに、この人の存在は有害しかないかもしれません。

 

この人は、盛田昭夫という人物で井深大という人物と共に現ソニーを創業した人です。

 

今のソニーは、パナソニックが松下幸之助を忘れたように、盛田昭夫という人を忘れてしまったと思います。

 

いや、盛田昭夫の存在そのもののを否定したいのかも知れません。

 

現在のソニーの製品を見ていると、ソニーの基盤を創った盛田昭夫氏や井深大氏の尊敬する気持ちが全く感じられません。
ただ創業者というだけの過去の人物として扱っているのでしょう。

 

現在のソニーの製品には、以前のようなソニーが製品につぎ込んだエネルギーが全く感じられません。

 

海外で、いいかげんに生産した故障しやすい製品をソニーブランドとして、平気で販売しています。
安ければ低品質で良いのでしょうか?

 

他のメーカーがいいかげんな製品を生産しているから、自社も低品位でも関係なく生産することは許されることでしょうか?

 

企業は利益を追求することですが、企業の知名度を利用して低品位な製品を製造することは本当にその企業にとってプラスになるものなのでしょうか?

 

日本の家電大手のメーカーがグローバルを求めて、はぼ20年が経過しました。
そこで得たものは何だったのでしょうか?

 

世界一の品質・生産体制をもつ日本工場の閉鎖、

 

『MADE IN JAPAN』の製品がなくなるにつれて世界一の品質から急落、企業も大きな損失を抱えるようになりました。

 

これは、現『パナソニック』も同じです。

 

現在の日本企業の電化製品の品質は低下しています。

 

政治家や経済学者たちは、現在でも日本の電化製品は品質は良いといいます。

 

しかし、1995年までのの日本の家電製品を知っているものにとって、間違いなく品質は低下しているといえます。

 

品質低下が発生する原因は、どんなに外観のパッケージをきれいに製作しようとも中に入っている部品の品質が悪ければ、それがボトルネックになって製品全体の品質を落としてしまいます。

 

昔の日本製品は、部品まで日本で製造していました。
1990年あたりまでは、日本の大手メーカーの要望で日本の部品メーカーの部品もかつてないほど高品位になり、また部品メーカーでも高品位な製品を大手メーカーに売る込みをしていました。

 

そのような関係が日本の工業製品にあり、日本製品は世界一の品質と賞賛されて世界の人が日本の工業製品をの
品質の良さに憧れを持っていました。

 

その時代の日本は、大変真面目に日本製品を開発していたので、世界にの工業製品に対して10年以上は進んでいたと思います。

 

日本では、既にオートメーション化が進み、レーザーディスクなどにクリーンルームの中で生産していたので、このまま行くと世界は日本に追いつくことはないだろうと安心していました。

 

しかし、現実は異なりました。

 

ちょうどバブルが崩壊した1990代に入り、国内メーカーはグローバルを推進するようになりました。

 

バブルが崩壊したやリーマンショックなどひとくくりにすれば、説明しやすいので経済学者などはいいますが現実は異なります。

 

現実には日本の工業製品は世界一で売り上げも良かったのですが、土地や株に多く投資したための多くの負債を抱えることになりますした。

 

その原因を日本の労働賃金を高いと言うことのみに結論ずけてしまいました。

 

しかし、すでに日本の工業は世界一になり、次の時代の工業の『多品種少量生産』に向かいつつありました。

 

これは、日本製の高品位を維持しつつ消費者の要望にこたえる次世代の工業の方法です。

 

ここまで、日本の工業は発展していたのですが、メーカーの社長や政府は日本の労働賃金の高さのみ注目しました。(この時の創業者のほとんどは、引退か亡くなっています。)

 

また、ちょうどそのころアメリカの経営学『MBA』などが日本に入ってきました。

 

アメリカなどはすでに工業は衰退していたので『MBA』は重要な学問でしたが、日本では効率的な工業が確立していたのでさほど必要ありませんでした。

 

しかし、当時の経営者たちは積極的に『MBA』を採用するようになり、日本の工業は急激にグローバル化を進めるようになりました。

 

それから20年、日本の工業がグローバル化した結果は、どうなったでしょうか?

 

まず部品メーカーが海外に流出することによって、日本の工業製品の品質が大幅に落ちました。

 

海外は、日本の部品メーカーが入ってきたために工業製品の品質が大幅に向上しまた。

 

別の言い方では、日本の工業が海外に進出したため、世界の工業の品質は平均化ししまったといえます。

 

そのため、日本で生産しても、最終的に最小部品(コンデンサーや抵抗など)は、海外で作ったものを採用するため、日本の工業品質は平均化してまい世界一ではなくなりました。

 

品質が平均化した工業製品で『日本ブランド』というだけで価格が高いだけの製品を売るのは難しいことです。

 

初めは『日本ブランド』は『高品位』というイメージで、初めは多く販売することはできたようですが、そのような『日本ブランド』のメッキはなくなり、日本の家電製品は信頼を失いました。

 

よく日本の家電製品の販売不振の原因を、日本製品は余分な機能を多くつけるのでコストが高くなり、韓国製品や中国製品の低価格製品に負けたという人がいます。

 

しかし、昔の日本製品を知っている人にとっては、それらは考えられません。
正確には、日本の製品の品質が平均化しことで、韓国製品や中国製品と品質がさほど変わらなくなったので安い韓国製品や中国製品を選んだというだけのことです。

 

普通の人にとって、品質がほぼ同じで価格が安い製品を選ぶのは、当たり前のことだと思います。

 

 

グローバル化が進み品質が低下した例として

 

日本では1970年代、『液漏れ保障付き』キャッチフレーズで『乾電池』を販売していました。
その意味は、乾電池の液がもれれば交換保障するということです。
現在の乾電池はどうでしょうか?
リモコンなどに乾電池を長期入れていると必ず乾電池の液が漏れます。
逆の意味で『液漏れ保障付き』かもしません。

 

1980年から1990年の初めぐらいは、日本の家電製品は世界がうなるぐらいの最高品質でした。

 

私は、オーディオ製品が好きだったので、この年代の製品をよく覚えています。
スピーカーの59800円戦争、アンプの79800戦争、CDプレーヤーなど高品位な製品が普通でした。
いろいろな電気機器メーカーが参入したことで、高品質の追及は凄いものがありました。

 

ソニーが79800円アンプに参入してきたときは、さすが大手のメーカーというぐらい贅沢な仕様で登場してきたのを覚えています。

 

その当時のメーカーの製品は、オーディオの特性に特化したコンデンサーやトランスなどを日本の中小企業に依頼していたので、海外の製品は到底太刀打ちできなかったと思います。

 

また日本のスピーカーなどは、真面目に音を追求した製品が当たり前でした。
現在のように音が良い雰囲気だけでなく、正直に物理的に追求した製品でした。

 

ソニーが以前に製作した大変高価な初代のSACDプレーヤーは、オリジナルパーツや特性の良いカスタムパーツを多数使用た贅沢なもので、高価ですが納得できる内容の製品です。

 

現在のソニーでは、そのような高品質な製品は製作できそうにないと思います。

 

あのときのソニーの品質は、民生機器、業務用機器と共にたいへんすばらしいものがありました。

 

しかし、今のソニーの機器は違います。

 

少し前に、ソニーの製品でVHSビデオとDVDレコーダーが一緒になっているものを購入したときの感想です。
確かDVDでの録画は10回もなく再生は100回ぐらいで、VHSビデオは数回の使用で、まずDVDのトレイが開閉しなくなりました。
もちろん、録画などできるわけありません。

 

修理に出すにも最近は、どの家電メーカーも自社の故障した製品に見積料金や修理にかかった時間の料金を平気でとります。
まともに見積もったら新しい製品が買えてしまいます。
(そこが狙いかも知れません。壊れたら買換えしてもらうのが企業戦略かもしれません。)

 

しかたがないので、捨てるのを覚悟で自分で修理してみることにしました。
中を空けてみるとトレイのレールが歪んでいました。
驚きました!この製品のトレイのレールの素材の強度が悪く、使っているうちに変形するみたいです。(普通変形するには、使用頻度が少なすぎると思います。)

 

仕方なく無理やり元に戻して何とかトレイの開閉は直りました。
直ったと思いDVDを入れて再生してみると、DVDが再生されません。

 

おかしいな??と思い詳細に調べて見ることにしました。
すると、レーザーが出ていないことに気づきました。
仕方なくDVDの部分の修理を諦めました。

 

とりあえずVHSビデオだけでも使えればと思い、VHSビデオを再生してみることにしました。
なんと、VHSビデオも壊れていました。
ただ私の目の前には、大きなゴミの塊があるだけです。

 

たとえ生産が中国でも、ソニーという名前で製品を出している限り、『これはないだろう!』と思いました。

 

世界一の品質を目指したソニーの製品とは到底思えない製品です。

 

このような製品を販売しているソニーを、信じる人、愛する人はいるのだろか?と思いました。

 

グローバル化が進むにつれて、技術のパイオニア的な存在のソニーらしい製品で購入者に夢をあたえることはなくなりました。

 

その結果として、世界の人々からSONYというブランドの信頼を失って、経営は傾き大きな損失をかかえるようになりました。

 

ソニーは、今後のいっそうの海外進出で何とか経営を立て直そうとしていますが、かつての世界一の製品を製作したソニーらしい製品を世界に発売しない限り成功はしないと思います。

 

もう一度、経営陣は初心に戻り、盛田昭夫氏の『MADE IN JAPAN』を読み返して、今後のソニーを再建してほしいものです。

 

ソニーは、海外生産を重視して、その結果ニューヨークのブロードウエイのビルを売るぐらいの大きな損失を出しています。

 

既にグローバル化の結果は出ています。

 

このまま損失を出し続けて、会社の身売りや分割するぐらいなら、海外生産をやめて日本で世界最高品質の製品を製作すれば良いのではないでしょうか。

 

これらは、パナソニックを含む全ての日本の家電メーカーにいえることで、海外で失敗して経営危機になるぐらいなら『MADE IN JAPAN』で戦って欲しいと思います。

 

日本の家電メーカーが集まり真剣に『MADE IN JAPAN』を実行しれば、結果がどのようになろうとも社員、日本人は納得すできると思います。

 

SONYの復活は、原点に戻り『MADE IN JAPAN』で勝負して欲しいものです。


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